089【尼子経久】どん底から大逆転!戦国初期の成り上がり王

はじめに

戦国時代といえば、織田信長や豊臣秀吉が有名ですが…。

もっと早く、“成り上がり”を果たした男がいました。

その名も、尼子経久

逆境から一気に大名へと上り詰めた、知略の達人です。

小さな領主からスタート

経久は、今の島根県・出雲で生まれました。

もともとは小さな荘園の管理者。

「殿様」と呼ばれるような立場ではなかったんです。

でも、ここからが彼のすごいところ。

じわじわと力をつけていきました。

チャンスをつかんで一気に!

主家だった守護・京極氏が弱体化すると、経久は一気に頭角をあらわします。

「今だ!」とばかりに周辺の国人(地元の武士)たちをまとめ、出雲一国をほぼ掌握!

さらに勢いは止まらず、隣の国にも進出します。

まさに、戦国大名のはしりとなったのです。

頭脳戦で勝ち抜く

経久の強さは、戦だけじゃありません。

裏工作や情報戦がめちゃくちゃ得意でした。

敵の内部分裂を仕掛けたり、味方を装って奇襲をしかけたり…。

力だけじゃない、知恵の勝負で勝ち続けたんです。

子や孫に託した夢

経久は、晩年までバリバリ現役。

孫の尼子晴久に家督を譲ってからも、裏でしっかり家を支え続けました。

彼の作った基盤があったからこそ、尼子氏は一時、中国地方最大級の勢力に成長できたのです。

おわりに:逆境をバネにした男

尼子経久は、ただの武闘派ではありません。

知恵と粘り強さで、どん底から大名にのし上がった伝説の人。

今でいう「スタートアップ成功者」みたいな存在です!

一発逆転を狙う人には、特に勇気をくれる武将ですね。