071【木下藤吉郎】草履取りから天下への大出世!

はじめに

誰もが驚く大逆転劇を見せた男。

それが、木下藤吉郎です。

のちの豊臣秀吉となる彼の原点を追ってみましょう!

貧しい農民の子として誕生

藤吉郎は、尾張国(今の愛知県)に生まれました。

家はとても貧しく、食べるのもやっとの暮らし。

そんな中でも、明るく、賢さにあふれた少年でした。

織田家に仕える

若き藤吉郎は、織田信長に仕えることになります。

最初の仕事はなんと「草履取り」。

けれど、ただの草履取りでは終わりません。

草履を温めて差し出すなど、気配りを見せ、信長に「ただ者ではない」と思わせたのです。

とんとん拍子に出世!

藤吉郎は、知恵と行動力でどんどん頭角を現します。

墨俣一夜城の築城や、各地での武功。

難題を次々にクリアし、信長から絶大な信頼を得ました。

気がつけば、立派な武将へと成長していました。

本能寺の変と運命の転機

信長が本能寺で倒れたとき、

藤吉郎――このころは羽柴秀吉と名乗っていました――は即座に動きます。

山崎の戦いで明智光秀を討ち取り、主君の仇を取ったのです。

この素早さが、後の天下取りへの道を開きました。

天下統一へ

その後、秀吉は勢いを止めませんでした。

賤ヶ岳、小牧・長久手、小田原征伐――

数々の戦いを制し、全国をまとめ上げます。

農民の子が天下人になる。

日本史上、類を見ない大出世です。

おわりに:夢をつかんだ努力の天才

木下藤吉郎は、地位も財産もないところから、努力と知恵で登りつめました。

「人は努力しだいで、どこまででも行ける」

そんな希望を、今に伝える存在です。