045【松永久秀】爆弾もお茶も操る!?戦国一のクセ者、その素顔

はじめに

「戦国の悪党」と呼ばれる男がいます。

名は松永久秀(まつなが ひさひで)

爆弾(※火薬)で将軍を吹き飛ばす!?

名物の茶器を持って爆死!?

そんな伝説がわんさかある彼ですが…実は、ただのヤバい人ではありません。

彼は、“時代を読んだ戦国のプロデューサー”とも言える存在だったのです!

商人あがり?異色の経歴

松永久秀は、正確な出自が謎に包まれています。

でも有力なのは、「商人出身」という説。

え、武将なのに商人!?

そうなんです。

元は堺(今の大阪)あたりの商業で頭角を現し、やがて三好長慶に仕えて、政治・軍事・外交でバリバリ活躍するように!

つまり、「ビジネスも戦もイケる男」だったわけですね。

京都で将軍を爆破!?衝撃のクーデター

久秀の伝説といえば、やっぱりこれ。

将軍・足利義輝を襲撃し、火薬でドカン!と爆死させたと言われています(諸説あり)。

この行動が、“爆弾魔”のイメージを植え付けたんですね。

でも、実際のところは爆死ではなく、襲撃して暗殺した可能性が高いとか。

つまり、「爆弾は後付けの演出」かも?でも、伝説になっちゃうのが久秀らしい!

茶の湯を愛した文化人の顔

そんな武闘派のイメージの一方で、久秀は一級の文化人でもありました。

あの千利休に先んじて茶道を極めていたとも言われ、「平蜘蛛(ひらぐも)」という名物の茶釜を持っていたことでも有名です。

この茶器がまたドラマチックで、後に織田信長に降伏を命じられた際、久秀はこう言います。

「茶器を渡すぐらいなら、道連れにする!」

そしてなんと、爆死しちゃったという伝説が再び…!

茶器とともに爆死。

まさに“武士道”ならぬ“茶道死”――

潔く、でもクセ強すぎるラストです。

信長に翻弄され、そして散る

松永久秀の最期は、織田信長との関係で決まります。

一度は信長に従うも、裏切り・降伏・再び裏切り…とコロコロ態度を変え、最終的に信長の怒りを買って奈良で自害することに。

ここでも伝説が爆発(?)します。

例の茶釜「平蜘蛛」を爆破したとか、「これが美学だ!」と潔く笑って果てたとか。

とにかく、最後の最後まで「語りたくなる武将」でした。

おわりに:破天荒だけど、先を見ていた男

松永久秀というと「悪人」「爆弾魔」「裏切り者」など、悪目立ちする言葉が並びますが、

実は時代の変化を最も敏感に感じ取り、先手を打って動いた人物でもあります。

  • 商人から武将へ
  • 将軍に逆らい、力の世界を切り開き
  • 文化も大切にして、美と死を貫いた

破天荒だけど魅力たっぷりな、“戦国の個性爆弾”。

あなたの推し武将リストに、松永久秀を入れてみませんか?