
「最上義光」――
この名前、ちょっと渋くてカッコよくないですか?
戦国武将といえば織田・豊臣・徳川ばかりが注目されがちですが、東北にもいました、熱くて、強くて、頭も切れる名将が!
最上義光は、激動の戦国時代を巧みな戦略と強烈な個性で駆け抜けた男。
そんな彼の、雪国を舞台にしたドラマティックな生涯をのぞいてみましょう♪
雪国生まれのエリート息子、でも家中はドロドロ
義光は、1546年、出羽国山形(現在の山形県)で生まれました。
父は最上義守。名門・最上家の跡継ぎとして将来を期待されていた義光ですが…
家臣たちの派閥争いや父との確執など、家中はまるで昼ドラのようなドロドロ状態!
耐えきれなくなった義光は、なんと自ら父・義守にクーデターを起こして実権を掌握!
若くして実力で家をまとめあげた、まさに“雪国の猛将”の誕生です。
独自路線で東北の覇者を目指す!
義光はとにかく現実的で合理主義。
一族内でも厳しく改革を断行し、反発を受けながらも最上家を強化していきます。
その後、勢力拡大を狙って東北の名門たち――
伊達政宗や蘆名氏と激しい駆け引きを繰り広げます。
ちなみに、義光の娘はなんと伊達政宗の正室・愛姫!
政宗とは義理の親子でありながらも、時にはバチバチに対立。
戦国って、ほんと人間ドラマの宝庫ですね!
関ヶ原の戦い、東北の裏主人公
1600年、あの関ヶ原の戦いが勃発。
義光は徳川家康側につき、東北で上杉景勝の南下を食い止めるという超重要な役割を果たします。
しかも!
このとき最上家は劣勢にも関わらず、山形城を拠点にガッチリ守り抜いて大健闘!
結果、徳川の勝利が決まると、義光はその功績を認められ、領地は一気に57万石へとジャンプアップ!
これは当時の外様大名としては異例の出世。まさに「雪国のサクセスストーリー」ですね♪
晩年は…まさかの“内輪揉めふたたび”
順風満帆かと思いきや、義光の晩年はちょっぴり寂しい展開に。
息子の義康との間に確執が生まれ、家中もまた不穏な空気に。
義康が若くして亡くなると、後継問題が混迷を極め、義光の死後、最上家は急速に衰退…。
栄光の後に訪れる影。
それもまた戦国のリアルです。
おわりに
最上義光は、信長や秀吉のように天下を取ったわけではありません。
でも、あの厳しい戦国の東北で生き残り、家を飛躍させたタフなリーダー。
頭もキレて、行動力もあって、でもどこか不器用で人間味がある――
そんな義光の人生は、まるで雪国の冬のように厳しく、でもどこかあたたかいのです。
知れば知るほど、じわじわ好きになるタイプの戦国武将。
それが、最上義光なんです♪