073【思い立ったが吉日】迷ってるなら今がその時!行動力を後押しすることわざ

「やってみたいけど、タイミングが悪いかも…」
「いつ始めるのがベストかな…」

そんなふうに迷っているうちに、チャンスを逃してしまった経験、ありませんか?

そんなとき、背中を押してくれるのが今回のことわざ――
**「思い立ったが吉日(おもいたったがきちじつ)」**です。


💡「思い立ったが吉日」とは?

このことわざの意味は、

何かをしようと思い立ったその日が、物事を始めるのに最も良い日である

というもの。

「吉日(きちじつ)」は「縁起の良い日」を表す言葉。
でも、「いつやるか悩んでいるうちにチャンスを逃すくらいなら、思い立った”今”が最高の吉日だよ!」という、前向きな行動をすすめる言葉なんです。


🚲たとえ話|サビついた自転車と少年

ある日、古い物置から一台のサビだらけの自転車を見つけた少年。

「これ、直したら乗れるかも…でも、工具もないし、時間もかかりそうだな」とつぶやきました。

そのまま放っておこうかと思ったその時、近くで作業していたおじいさんが言いました。

「思い立ったが吉日だよ。やってみなきゃ何も始まらん」

少年はその言葉に背中を押され、さびを落とし、空気を入れ、油を差し――
数日後には、ピカピカの自転車にまたがって風を切って走っていました。

やるかやらないかを悩んでいたあの日こそが、スタートのチャンスだったのです。


📚起源は「暦」の考え方から

「吉日」はもともと中国の暦(こよみ)の考え方に由来します。

古代では「大安」「仏滅」「先勝」などの「六曜(ろくよう)」や、「赤口」「黒日」などの吉凶を見て、物事を始める日を選んでいました。

しかし、「そんな暦にこだわるよりも、自分がやる気になったその日こそが運命の良き日!」という行動重視の考え方から生まれたのが、「思い立ったが吉日」ということわざです。

つまり、**暦よりも意志が大事!**というメッセージなんですね。


✨現代での使い方

  • 「ブログ始めてみたいな…」→思い立ったが吉日!まずは一記事書いてみよう

  • 「旅行に行きたいけど…」→思い立ったが吉日!青春18きっぷで出かけよう

  • 「運動始めたいけど道具がない」→まずはストレッチから始めよう!今が吉日!

やりたいことがあるのに迷っているなら、このことわざを思い出して、“今この瞬間”を行動のタイミングに変えてみてください。


🔖まとめ

  • 意味:何かをしようと思ったその日が、最良のスタート日

  • たとえ話:古い自転車を直すか迷っていた少年が、行動して乗れるようになった話

  • 起源:吉日・暦の考え方をベースにした、行動重視の人生観

  • 現代の使い方:迷っていることがあるなら、今日がその一歩を踏み出すチャンス