016【義を見てせざるは、勇無きなり】(ぎをみてせざるはゆうなきなり)

こんにちは!

今回は、論語の有名な言葉のひとつ てせさざるは、勇無ゆうなきなり」 を紹介します。

難しそうに聞こえますが、たとえ話を交えてわかりやすく解説していきますね!

この言葉の意味

この言葉は、「正しいこと(義)を知っているのに、それを行動に移さないのは、本当の勇気がないということだ」 という意味です。

簡単に言うと、「やるべきことを分かっているのに、怖がったり面倒くさがったりして行動しないのはダメ!」ということですね。

これは、孔子という偉い先生が弟子たちに教えた言葉です。

たとえ話

ある日、公園で小さな子どもが転んで泣いていました。

それを見た大人たちは、みんな心の中で「助けてあげたほうがいいかな」と思いました。

でも、こう考えてしまいます。

  • 「誰かが助けるだろう」
  • 「知らない子だし、関わるのはちょっと…」
  • 「急いでるから無理」

結局、誰も助けずに通り過ぎてしまいました。

そこへ、一人の青年がやってきて、子どもに近づきました。

「大丈夫?」と声をかけて、手を貸してあげました。

子どもは安心して泣き止みました。

これこそ てせさざるは、勇無ゆうなきなり」 です。

他の人たちは、「助けるべき」と思いながらも行動に移せませんでした。

しかし、青年は勇気を出して行動したのです。

この言葉の起源

この言葉は、中国の春秋時代しゅんじゅうじだいに生きた 孔子という思想家がまとめた『論語』の中にあります。

孔子は「正しいことを知っているなら、ためらわずに行動しなさい」と弟子たちに教えました。

つまり、「知識だけではなく、実際に行動することが大切だ」ということですね!

この言葉をどう生かす?

現代でも、この考え方はとても大切です。

たとえば、友達が困っているとき、手を差し伸べる勇気を持つこと。

また、職場や学校で「これをやったほうがいい」と思ったら、誰かがやるのを待たずに自分から行動すること。

この言葉を意識すれば、より勇気を持った人になれますね!

ぜひ、今日から 「義を見たら、すぐに行動!」 を心がけてみましょう。

それでは、また次回!