001【学びて時に之を習う亦説ばしからずや】(まなびてときにこれをならうまたよろこばしからずや)

皆さんは、何かを学んで「できるようになった!」と感じたとき、嬉しくなったことはありませんか?

例えば、初めて自転車に乗れたとき、難しいゲームのボスを倒せたとき、プログラムを書いて思い通りに動いたとき……。

学び続け、それを実践することで自分の成長を実感できると、自然と喜びが湧いてきますよね。

そんな「学ぶことの楽しさ」について、2500年以上前の孔子も語っています。

今日は、論語の有名な一節 まなびてときこれなら亦説またよろこばしからずや を、たとえ話を交えながら紹介します!

原文

子曰わく、学びて時にこれを習う、またよろこばしからずや。

(し、いわく、まなびて ときに これを ならう、また よろこばしからずや)

意味

「先生(孔子)が言いました。学んだことを、おりに触れて実践し、身につけていくことは、とても喜ばしいことではないか。」

つまり、学ぶだけではなく、実践することで本当に力になり、成長を実感できることが喜びにつながる という意味です。

たとえ話

🍜 ラーメン職人の修行

あるところに、ラーメン職人を目指す青年がいました。

最初はスープの作り方を学び、次に麺の打ち方を学びました。

でも、学んだだけではまだ不安です。

彼は毎日、教わったことを実際に試し、何度も何度もラーメンを作り続けました。

最初は思うようにいきませんでしたが、続けていくうちに、自分の作るラーメンがどんどん美味しくなっていきます。

そしてある日、お客さんが「うまい!」と笑顔で食べてくれました。

「やった!自分のラーメンが認められた!」

この瞬間、彼は学んできたことを実践し、成長したことを実感し、心から喜びを感じたのです。

これこそが「学びて時にこれを習う、またよろこばしからずや」ですね!

起源

この言葉は、儒教の祖である 孔子(紀元前551年〜紀元前479年) が弟子たちに語ったものです。

『論語』は孔子の言葉や行動を弟子たちがまとめた書物で、古代中国の思想や道徳を学ぶ上で欠かせないものです。

孔子は「学ぶことの大切さ」を強調しながらも、「学んだことを実践してこそ、本当に価値がある」と説きました。

知識を得るだけではなく、それを使ってこそ意味があるという考え方は、今の時代にも通じるものですね。

まとめ

「学びて時にこれを習う、またよろこばしからずや」 は、

📌 学んだことを実践することで、本当の喜びにつながる という教えです。

知識を得るだけではなく、何度も実践し、自分の力にすることが大事!

成長を実感したとき、人は本当の喜びを感じる!

プログラミングでも、スポーツでも、語学でも、学んだことを繰り返し実践し、身につけていくことが大切ですね。

「学ぶだけで終わらない」「試してみることが大事!」を心に留めて、日々の成長を楽しんでいきましょう!

では、また次回の論語解説でお会いしましょう! 😊